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 御園座70年史より① 昭和12年 東京松竹少女歌劇 

昭和12年4月21日~29日

「新国劇は18日に打ち上げ、そのあとは21日から東京松竹少女歌劇が名古屋応援を行うことになった。

おもな顔ぶれは水の江滝子・オリエ津阪・伊沢蘭子・三田絹代・小倉みね子・春野八重子・熱海芳枝・対馬洋子・渋谷正代・川路竜子・吹雪美奈子・吉川秀子などで、昼夜2回の開演。

上演プログラムの第一は佐久間茂高作・青山杉作演出の『黄昏の薔薇』で、吹雪美奈子を中心にして南里枝市村菊子がつくりだす少女歌劇ファン向きの純愛物語。

第二の佐久間茂高構成演出・藤間勘美振付『さくら』は、オリエ津阪の若侍が主として活躍する三景の歌舞伎レビューで、テンポの早い戯画的な舞台面が印象的だった。

第三の青山圭男構成演出『銀の鞍』はナポレオンにからまる若き王子の哀話で、水の江滝子を主人公としたバレエ。

これに吉川秀子・野口純子・日暮里子などが助演。

第四の由比三郎作・青山杉作演出のグランド・レビュー『オペラ・ハット』は今度の呼びもの。

水の江の主役ポールが低いアルトで歌い、しゃべり、かつ踊りぬき、その恋人マドレーヌは抜擢された伊沢蘭子で、オリエ津阪のジャックがのびのびと笑わせ、水の江のよき相手役として活躍した。

筋は舞台の人気者ポールと、行きずりの女性マドレーヌの恋に、その婚約者をからませた甘いものだが、水の江津阪のコンビをじゅうぶん生かすように仕組まれているのでファンは喜んだ。

そのほか三田の婚約者、春野の紹介役、吉川の花売り娘、対馬の絵はがき屋などがおもな登場人物。

入場料は1等2円50銭、二等一円五十銭、三等一円、四等五十銭で九日間の公演。」



まずは、東京松竹歌劇が御園座に登場。
たぶんこれしかないみたい。

OSK(大阪松竹歌劇)が昭和13年・昭和27年から昭和34年まで連続公演してるのに、東京は名古屋ではやっていなかったのか。

出しものを『レビューと共に半世紀』で確認すると12年3月新宿第一劇場で上演された演目がそのまま地方公演となった模様。
同年京都南座でも4月1日に上演の記録。
御園座での公演は昭和12年のみのようである。

名古屋では昭和43年から中日劇場で行われている。




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 いにしえ 昭和8年 春のおどり 神戸松竹座番組 東京松竹少女歌劇出演 

松竹座名物 春のおどり 番組
(大阪松竹座 ほか)神戸 松竹座
昭和8年 3月1日から4月6日)

松竹座名物 春のおどり 仏蘭西人形 八景
河合ダンス
東京松竹少女歌劇合同出演

振付    青山圭男
同     河合駒菊
作曲    益田銀三
作歌    朽木綱博
同     杉岡幹也
合唱指導 井上起久子
舞台装置・衣装考案 山田伸吉
背景制作 玉置清
舞台照明 合田正繁
舞台製作 西向清
演出    千葉吉造

第一景・「春の誕生」驚奇なガッテイズムの多彩的な舞台で、先ず近代嗜好の豊かなあなたの目をみはらせる。そこに踊る春の足音は、超現実派舞踊の明徹なポーズであなたを眩惑させるだろう。
第二景・「花の双曲線」は明るくも花やかなパリジャンのヌウ・ボオだ。小粋な小唄と艶やかなステップに思わずも夢に見るものはフォリベルジェエルの絢爛さでなくば何に譬えよう!
第三景・「春は馬車に乗って」トレ・ビアン!いいですな。なんて麗かなバスクの春でしょう。この場は戯曲的興味が滾々と流れます。すなはち、河合ダンスの花形が彼女たちの美技の冴えを見せる所。
第四景・「咲いた桜」はおなじみの古歌で哀艶極りない馬子娘の振事です。声楽と管弦楽による優美な日本情緒の追分は、今年度の新機軸としてご期待ください。
第五景・「HELLAH!HALLAH!」(振付・花柳輔廣・恩地かつ子)(鼓曲・望月太喜之助)妖しくも悩ましい白と赤の交錯、大阪郷土舞踊として艶をそのかみに謳われた「ヘラヘラ踊」の新演出です。エロチシズムの発散かぎりなく悩めるミッキイ・マウスの大群が現るとき、花やかな哄笑が満場に振り撒かれます。
第六景・「ボウ・ブラムメル」仏蘭西ロココ華やかな日の、これは白昼夢と言えます。一世の美男ブラムメルの痴夢のかずかずが銀のハープのふるえに描かれるとき、あなたは美女の四肢の悩ましくも美しい数々の姿態をなまなましく御覧なさらなければなりません。
第七景・「花道」これこそムーラン・ルウジュの花やかな再現です。わが日本でも、こんなレビュウ気分はまたと味わえないでしょう。
第八景・「仏蘭西人形」息詰まる昂奮が溢れています。惨虐性の美(うるわ)しいスリル!目眩しい移動舞台白裸(はくら)の美女が盛り上がって、春はここでついに逆上してしまいます。
・お断り・紙面の都合で歌詞は松竹座ニュウスに書き入れてあります。

(以下配役なので略)


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Author:seiya
OSK日本歌劇団のファンです。

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